FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

直木賞のゆくえ

クローズアップ2005:芥川・直木賞、候補作発表 文学賞乱立の中、老舗したたか(MSNニュース)
芥川賞はパス。松尾スズキのノミネートは驚き。


で、直木賞。本命は通算6回目のノミネート*1となる東野圭吾『容疑者Xの献身』(文芸春秋)。
この作品では、2006年度『このミステリーがすごい!』(宝島社)1位、『本格ミステリ・ベスト10』(原書房)1位、
週刊文春ミステリーベスト10」1位という史上初となる3冠を達成。
しかも、1月12日にはTVドラマ『白夜行』がスタートする。いささか出来すぎの感はあるが、明らかに臭う。
最大の障害は、老害ボスキャラこと渡辺淳一の攻略だが……。これで獲れなかったら永遠に獲れない気が。
対抗は4回目のノミネート、伊坂幸太郎『死神の精度』(文芸春秋)か?
しかし、“獲れるようで獲れないパターン”に陥りつつあるので切り。
むしろ、3作品がノミネートされた文藝春秋の最後の1作品、姫野カオルコ『ハルカ・エイティ』(文芸春秋)が怪しすぎる。


伊坂幸太郎『死神の精度』(文芸春秋) △
荻原浩『あの日にドライブ』(光文社) △
恩田陸蒲公英(たんぽぽ)草紙』(集英社
恒川光太郎『夜市』(角川書店
東野圭吾『容疑者Xの献身』(文芸春秋) ◎
姫野カオルコ『ハルカ・エイティ』(文芸春秋) ○


それにしても、全作品を読んでいないため、中身で語れないのが惜しいなぁ。



*1:ノミネート作品は『秘密』、『白夜行』、『片想い』、『手紙』、『幻夜