FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

あの傑作の没ネタのお話

MYSCON8昼の部レポート(lainの極私的独白inはてな)
4月21日に行われたミステリの祭典『MYSCON8』の昼の部に行われた作家インタビューのレポート。
インタビューイー海堂尊三津田信三桜庭一樹の3氏。

第2部は実はもっとぶっ飛んだことになっていたそうで、ヤンキー同士の対決の話が100枚ほどカットされてしまったらしい。
製紙会社の娘とヤンキーがつるみ、紙飛行機と鉄パイプが対決するシーン、飛び交う紙飛行機が鉄を切り裂くシーン、
その他、聞いているだけで面白い設定やシーンが次々と飛び出して、会場がめちゃくちゃに盛り上がった。
桜庭本人はスピンオフで書きたいといっていたが、何が何でも出版するべきだろう。
まあ、ここまで踏み外していたら吉川新人賞にはノミネートされなかったかもしれないが。



桜庭一樹の傑作『赤朽葉家の伝説』の没ネタの話が超面白。
あんなにハチャメチャだったのに、カットされた部分が100枚もあるのかよ!
作家が書きたくても書けないというオチは多いが、自分は『『赤朽葉家の伝説』』では第2部が一番好きだ。
それはぜひ読んでみたいぞ。自分もlain06さんと同意見だ。


ちなみに、このレポートを読んで、『ジェネラル・ルージュの凱旋』が積ん読状態だったのを思い出したよ。(えー




桜庭一樹赤朽葉家の伝説』(東京創元社
赤朽葉家の伝説




海堂尊ジェネラル・ルージュの凱旋』(宝島社)
ジェネラル・ルージュの凱旋