FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

SUV-Cam 2あれこれ(インプレ編)

『SUV-Cam 2』(ELMO)





■何、このブツ?


いわゆる、オンボードカメラ。小型CCDカメラは本体と離れているので、フレキシブルに設置できる。
カメラヘッドがシンプル設計&堅牢&防水なので、MTB動画には最適……と思い込んで購入。
だって、こんなニッチな製品、勢いがないと買えねぇよ!(えー







■外見・操作



ボタンを押すと「ペキペキ」と音が鳴る。ワォ、プラスチッキー!
ただし、「ババーン! これぞ道具!! これぞ機材!!!」という主張を感じるデザインは、悪くない。


本体液晶の質は、あまり良くない。録画結果をその場で細かく確認することは難しい。
……なので、現地では、液晶画面でカメラヘッドの向きや天地の調整、録画の開始を確認し、
実際の録画結果はPCで確認……という使用スタイルになりそう。つうか、既にそうなっている。


あと、底面のSDHCカード挿入箇所が露わになっているのが気になるところ。
カバーを付けられなかったのか?


インターフェイスは、至ってシンプル。慣れが必要だけど……こんなもんでしょ。






SDHCカード


上海問屋で購入した16GBのSDHCカードは、問題なく使用できた。

704×480、高画質、25コマ/秒の最高画質を追求する設定でも、約9時間の連続録画が可能。*1
小賢しいメーカーが行っている、“現実的ではない設定で長時間録画を謳う宣伝”ではない。
よって、王滝100kmも16GBのSDHCカード1枚で余裕。いい世の中になったもんですなぁ。






■バッテリー


フル充電の状態から、省電力モードONで連続録画したところ、約2時間25分にバッテリーが切れた。
よって、メーカーの謳っている連続動作時間と一致したとさ。


ちなみに、約6.5時間の連続録画が可能という『SUV-Cam外付け乾電池ケース』も購入済だが、まだ試していない。
上記セットがOKなら約9時間の連続録画が可能になるので、王滝100kmもこのセットで余裕。いい世の中に(以下略






■音声録画


GW前に取材があったので、試してみた。
ちなみに、テレコも併用していたので、録画に失敗しても大・丈・夫!(えー


使用した外部マイクはSONY『ECM-DS30P』
SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-DS30P


音質はOLYMPUS等のICレコーダーに負けるけれど、十分使える(聞き取れる)レベルだった。
外部マイクを変えれば、音質も上がりそう。……ま、現状でも問題はないか。





SUV-Cam 2』に付けると、こんな感じ。




■動画(設定編)


とりあえず、何事も試してみるのが自分のタチ。以下の設定で録画してみた。


・設定:640×480、25コマ/秒、高画質、露出4、ホワイトバランス/オート
・自転車:MTB(フルサス)、カメラは専用の『ラバーカメラマウント』で右ハンドルに、本体+外部マイクはフレームに設置


『ラバーカメラマウント』は、CATEYEのライト台座に貼り付けた。それをハンドルに設置。
かなりテキトーだが、MTBでもロードバイクでも、車種に左右されずに設置できるのがいい。







■動画(百聞は一見にしかず編)


朝比奈峠@MTB(ニコニコ動画)



どこかのトレイル@MTB(ニコニコ動画)







■感想・要修正点


・トレイル走行でホコリ&泥まみれになったカメラヘッドも……水で洗えば元通り! 安心感がある。


・解像感はまあまあ。PCにある生データはもっと綺麗。
 ま、リサイズやエンコードの際に解像感が落ちてしまうのは、致し方ないかと。


・できるだけ解像度感落とさずにアップロードしたかったので、ニコニコ動画を利用。
 エンコードやアップロードのノウハウ収集で、GWを大量消費してしまったのは内緒。


・ピントの山を、まだ完璧に掴めていない。
→要研究。でも、本体の液晶画面だと確認しづらいんだな、これが。


・白飛び、大発生。白が緑へと、驚きの変化!
→要研究。元々、ダイナミックレンジが狭いのだろうけれど。
露出を下げたり、ホワイトバランス/ワンプッシュ(上記はオートで撮影)で何とかならないかな?


・ブレ&フレ、大発生。酔うZE!(えー
→要研究。最大の懸案。まずは、カメラヘッドの設置位置と固定方法をなんとかしなくては。
今後、ヘルメットとか、トップフレームとか、エンブレム周りとか、色々な設置位置を試してみようと思う。


・外部マイクが、本体の暴れている音を拾いまくり。
→要研究。まずは、本体の設置位置と固定方法を(以下略






■まとめ


自分が購入した歴代の電脳デバイスの中では、初代リナザウSL-A300』に次ぐ“じゃじゃ馬”!(えー
しかし、撮り溜めた動画でニヤニヤできるくらいの機能、クオリティはあると思う。


解像感のみを追求するなら他にも選択肢があるだろうが(Xacti、マジでオススメ)、
自分の撮影スタイル*2 を考慮すると、現実的に手が届く製品としては、唯一無二の存在。


走りのモチベーションにもつながる。
だから、MTB野郎なら購入してもいいかも!?(←超弱気




(関連)
王滝100km動画、テスト版UP(FURUGI@BLOG by mooran)



*1:640×480の場合は、約12時間

*2:落車も有り得るトレイルライドでの使用