小学館リニューアル版『草枕』がなんかすごい
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/06
- メディア: 文庫
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夏目漱石のあの名著を小学館がリニューアル! この本をチラ読みしたときの衝撃といったらもう。思わず買ってしまったわ!(えー
早速、チェックしていくぜ!
●表紙(表1)
カバーイラストはカスヤナガト。鉄板!
帯のコピーは“この小説が、神様のカルテを生んだ。”――夏川草介。
この小説がなければ、シリーズ130万部のベストセラー『神様のカルテ』は生まれなかったかもしれない。
シンプルだけど『神様のカルテ』読者のココロをくすぐるコピーではないだろうか。
もちろん、映画『神様のカルテ』の宣伝もぬかりない。
●裏表紙(表4)
――山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい――。
俗世から離れようと旅をする画家は、山中の温泉宿で那美という美しい女に出会う。
シリーズ百万部超のベストセラー『神様のカルテ』に大きな影響を与えた名作中の名作を、新版としてリニューアル。
分かりやすい新注釈付き、文字が大きくて読みやすい新しい『草枕』の誕生です。
カバーイラストは『神様のカルテ』と同じく、カスヤナガトさんが担当。巻末の特別解説は、『神様のカルテ』である夏川草介さんです。
さて、ここで問題です。上記の解説文に『神様のカルテ』は何回出てきたでしょうか?
●表2
映画『神様のカルテ』をしつこくマメに宣伝!
●表3
夏川草介の本。って、あれ? 誰の本なのか分からなくなってきたぞ!?
●本文
難読な語句に注釈を付けた親切設計! これで本作の美しい文体を楽しめる……はず!!
●解説
解説にかえて ――『草枕』から漱石の世界へ―― 夏川草介
夏川草介の筆名にある「夏」と「草」は、夏目漱石の「夏」と草枕の「草」から取ったという。
そんな夏川先生の思い入れが大爆発。存分に筆を振るっている。
212ページから234ページまで、23ページの大・解・説! 長いよ!!
以上、『神様のカルテ』ファンブックの紹介、いかがでしたでしょうか?(←ねぇよ)
「ここまでやるか!」が第一印象だが、「ここまでやらないといけない」のかもしれない。
(関連)青空文庫だと無料で読めるYO!
●図書カード:草枕(青空文庫)
- 作者: 夏川草介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/06/07
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- 作者: 夏川草介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/28
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