FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

パワーダウンしていないか?

蘇部健一『六とん2』(講談社
六とん〈2〉 (講談社ノベルス)
→『動かぬ証拠』も『届かぬ想い』も『木乃伊男』も読んだ!
でも、あれじゃないんだッ! そう、『6枚のとんかつ』を超えるのは『6枚のとんかつ』しかないんだァァァ!
どこに行ってたんだ、(駄作)チャンピオン! こいつを待っていた! 続編! 『六とん2』だ!
作者自ら、タイトルを省略! 装丁はトリックアート風! 超期待!


と、バキ風に自分を盛り上げながら、買った。読んだ。うーん。なんだか微妙。
思わず「馬鹿でー」と叫んだり、壁に投げつけてしまう駄作のオンパレード。
そんな作品集を期待したのに、すべて苦笑レベルで済んでしまった。
沸き起こる感情、でも負の感情。そんな感情がこの身から満ち溢れてこないのは何故だ?
「最後の事件」や「地球最後の日?」は及第点だが、このレベルの駄作を連発してこそ蘇部だろうに!
タイムスリップモノは『届かぬ想い』だけでいいから!
ハートウォーミングな話「きみがくれたメロディ」を読み終えたときなんか、
「違ーう!」と『スラムダンク』のゴリよろしく、本を投げちゃったよ。いい話じゃん!(えー
なお、作者得意の「あっ」は1回だけだったと記憶している。


そうそう、「オススメですか?」と聞かれれば、間違いなく「オススメしない」と答えるよ。