薦めたモノが合うかどうかは保証できないけど
オッス! オラ、一介のミステリ小説読み!
そんなオラに「おもしろい作品を教えろ!」と
立て続けに3人の依頼者が来襲したもんだから、もう大変!
でも、そこは孫悟空(えー
全身全霊を持って回答させて頂いた訳で。
せっかくだから、その回答を夏休み特別企画として、ここにまとめてみたぞブルマ!
そういえば、依頼者にまだ感想を聞いていないや……。
※以下、「どんでん返し系」のミステリ小説をリストアップしております。
もちろんトリックは明かしていませんが、読む前に「どんでん返しがある」という先入観が入ってしまうため、
作品の面白さが著しく損なわれる場合があります。よって、読み進めるなら自己責任でどうぞ。
<依頼者1>「どんでん返し系のミステリ小説を貸せ!」
自宅にて。Kと2人で話していると、「久しぶりに、何かミステリ小説を貸して」ときた。
これはすなわち、Kのお気に入りである綾辻行人『十角館の殺人』のような
「どんでん返し系」のオススメ作品をチョイスせよという指令なのだ。
mooran「どんでん返しのミステリは確かに面白い……。
でも、それは回転寿司を例にするなら、『ビントロをダブル……いや、トリプルで!』ってことだよ!
2個目や3個目に食べるビントロの味は同じ。つまり、いくらビントロが好物だとしても
当然のことながら食べたときの感動は薄れる訳で……」
K「ZZZZZ……」
mooran「ってコイツ、人の話を全然聴いてねェェェ! 爆睡してやがる!」
というワケで、爆睡している美食家“海原・K・遊山”は無視し、
「綾辻がKの原点だから、新本格派の作家がいいか? で、海外作品は回避しとくか……」
などと呟きながら、書庫で孤独にオススメ本を探したのだった。
ちなみに、以下の作品は既にレンタル済。
『ハサミ男』以外は「微妙……」という感想だったハズ。
●筒井康隆『ロートレック荘事件』
●我孫子武丸『殺戮にいたる病』
●倉知淳『星降り山荘の殺人』
●殊能将之『ハサミ男』
で、以下の作品を候補にしたものの、他のヤツに貸し出し中だったり、
本棚を漁っても見つからず……。
●東野圭吾『秘密』
●歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
●乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
●貫井徳郎『慟哭』
●折原一『冤罪者』
●中西智明『消失!』
※絶版?
で、結局は西澤保彦『神のロジック・人間のマジック』に決定。
見た目は厚いが、サクサク読めるハズ。
<依頼者2>「Webで面白いミステリ小説はない?」
Aさんから、「おい、ミステリ馬鹿!」といういきなりの罵倒で始まった依頼。
ちなみに、Aさんはかなりのミステリ小説好き。
mooran「仕事の企画ですか?」
A「うんにゃ、プライベートで」
mooran「なら、ありません!」
A「!」
と斬り捨ててみたたものの、Aさんの何かを期待しているかのような目を裏切るのも
何なので、オススメをピックアップ。オラ、優しい日本人! じゃなかった、孫悟空!
●青空文庫
A「えー、青空文庫? ミステリ作家いないよ?」
mooran「いますよ! 例えばエドガー・アラン・ポー」
A「!」
mooran「『モルグ街の殺人』『黒猫』などの代表作がテンコ盛りです! オススメは暗号小説の『黄金虫』!」
A「おお、面白そう!」
mooran「そして、その次は暗号小説と作家名つながりで江戸川乱歩の『二銭銅貨』を文庫で読む! イカス!」
A「そ、そうなのか?」
mooran「ちなみに『ドグラ・マグラ』はないけど夢野久作、『黒死館殺人事件』はないけど小栗虫太郎の作品もありますよ」
A「……。微妙だな」
mooran「ええ……」
●99人の最終電車
mooran「SSかPSで『街』をやりました?」
A「もちろん」
mooran「じゃあ、99人の最終電車ですよ! 作者はあの井上夢人!」
A「スゲェ! ザッピングシステムだ!」
(依頼者3)「ミステリーゲーム(しかもフリーソフトで)」
Y「しかも、できれば『ひぐらしのなく頃に』並みのヤツで!」
mooran「いい質問だ! だが断る!」
と斬り捨ててみたたものの、Yの何かを期待しているかのような目を裏切るのも
何なので、オススメをピックアップ。オラ、優しい日本人! じゃなかった、孫悟空!
●リアルかまいたちの夜
傑作『かまいたちの夜』の二次創作作品。『かまいたち』が好きなプレイヤーなら、間違いなくハマる。
『かまいたちの誘惑』は本編の別シナリオを名乗れるくらいの完成度。「犯人考察編」もイイ。
●パレット
第4回アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテスト受賞作。
ミステリというよりはサスペンススリラー。ストーリーテリングの妙。
●梶河の雪と消えぬ
屋敷内で起きた殺人事件を捜査するオーソドックスなADV。
そういえば、続編をやるためにTech Winを買ったっけなぁ。
●刑事神南さつき「Man In Black」
斬新なシステム。難易度はかなり高い。
シリーズは2作あるが、断然「Man In Black」をオススメしておく。
●1999ChristmasEve
サウンドノベル。謎の洋館に迫るホラー。
30種類以上存在するエンディングをすべて埋める楽しみもある。
mooran「つうか、あとはこことかで探してくれ」
Y「おうよ!」
オッス、オラ孫悟空!*1 ここまで読んでくれてありがとうな!
できればオマエのオススメのミステリ作品を
コメント欄に残してくれると、オイラの如意棒もビンビンだぞ*2! そんじゃな!