買った。読んだ。楽しんだ。
今月購入したマンガは以下の通り。
●鬼頭莫宏『ぼくらの』(小学館)#4
→デスゲームものには欠かせない、混沌へのパスポート。それが“ルール破り”。
誰か1人がルール破りをしている……。しかし、それに気づいた冷静な少年はあの世へと旅立つ。
作者が淡々と描いてくる悪趣味で救いのないシーンに耐えられることが前提となるが、
その要件を満たす人なら、今読むべきコミックスの1つとしてオススメする。
●太田垣康男『MOONLIGHT MILE』(小学館)#11
→この作品の持ち味の1つとは言え、謀略のオンパレードでロマンが激減。萎え。
舞台を地球に移してからは、一転してプロジェクトX風味。特別ゲストの中島みゆきが大熱唱(嘘)。
親父臭さも暑苦しさもロマンも大増量で大満足。
●雷句誠『金色のガッシュ!!』(小学館)#23
→いい話なんだけど、ホロリまでは行かず。泣ける話もそろそろマンネリか?
●八木教広『CLAYMORE』(集英社)#9
→絶賛インフレ中。コミックス派なんで先は分からずだけど、クレイモア集結のあとは
また“ほぼ全滅→クレア覚醒”の流れじゃねぇよな?
●大場つぐみ、小畑健『DEATH NOTE』(集英社)#9
→親父〜! 混沌としてきたこの展開は割と好き。
●石川雅之『もやしもん』(講談社)#1、#2
→“農大”、“細菌”というテーマの選択の勝利とも言える作品。ネーム量が多いが面白い。
デフォルメされている細菌はもはや萌えキャラ。かなり新鮮。柱の人物紹介やアオリを残しているのも新鮮。
あと、2005年の“本屋さんが人に薦めたいコミックス”らしい。何だかPTAチックで微妙だと思うんだけど、どうよ?
だったら“本屋さんが人に薦めしないコミックス”*1が読みたい。
●岩明均『ヒストリエ』(講談社)#3
→「超スピーディーな展開!」と思ったら、主人公の平和な暮らしがスタート。まったりモードへ。
でも、大事件が起こりそう。次巻も楽しみだ。
●幸村誠『ヴィンランド・サガ』(講談社)#2
→好きなジャンルな上にクオリティも高し。早く続きが読みたいが、
週刊からのエスケープで3巻が出るのはいつになるやら。
“サガ”とつけたからには、しっかり描ききって欲しいところだ。
●山本賢治『ブラックジャック〜黒い医師』(秋田書店)#2
→原作に忠実……とも言えなくないが、この山本賢治版も悪くない。
ピノコ誕生の回は楽しく書いていたんだろうなぁ、と容易に推測できて微笑ましい。
●荒川弘『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)#12
→そろそろ終局に向けてスパート? この展開はどう読んでもダラダラ引っ張るような流れじゃないよなぁ。
●ichtys『シューピアリア』(スクウェア・エニックス)#1、#2
→ジャケ買いしたんだけど、そもそもジャンルから失敗したと思った。
ラブコメじゃねぇか*2。でも面白いからOK*3。あと、すごいツンデレだ。
●塩野干支郎次『ユーベルブラット』(スクウェア・エニックス)#2
→ダークファンタジーって、ちっともダークじゃねぇ。
●渡辺浩弐、遠野ヤマ『プラトニックチェーン』(スクウェア・エニックス)#4
→バカミスな展開に笑った。あと、帯には“実写映画化”の文字が。
オムニバスということなので、トワイライトゾーンや世にも奇妙な物語のような作りになることを期待する。
●村枝賢一『俺たちのフィールド』(小学館)#4、#5 ※文庫版
ちなみに、年末年始は以下の2冊で楽しむつもり。
それにしても、このミス2006年度版がずいぶん前に発表されたというのに、
全然フォローできていない。ふ、不覚……。
東野圭吾『容疑者Xの献身』の1位は超納得だけど、個人的には読んだことない作品が
1位だとワクワクしたのになぁ、と勝手なことを言ってみる。
●米澤穂信『犬はどこだ』(東京創元社)
→なんだかBLOGでの評判がすこぶる高い作品だけど、どうだろうか。
ちなみに米澤穂信は初体験。
●石持浅海『扉は閉ざされたまま』(詳伝社)
→このタイトルだと、岡島二人の『そして扉が閉ざされた』を連想しちゃうなぁ。
倒叙つながりだが、年始の古畑スペシャルも楽しみだ。