FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

絵のチカラ

ふる鳥弥生、根本新『幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト』(講談社)#1、#2
幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト 1  幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト(2) (シリウスKC)
ジャケ買い。幽霊が見える体質を持つ女子高生が、ひょんなことから
幽霊専門の旅行代理店で添乗員をするハメになって……というストーリー。
ジャンルは“人情モノ+ドタバタコメディー”と言ったところか。


お気軽なストーリーにはツッコミを入れたくなる*1が、絵を見ると
そんなことはどうでもいいように思えてくる。上手い!
特に人物の作画は素晴らしく、主人公の喜怒哀楽の表情なんかは必見。
次巻も期待大ですな!(←こればっかりだな、自分




平野耕太『HELLSING』(少年画報社)#8
HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)
→修羅場と化した戦場で、己の主義・主張をぶつけながら
戦いを繰り広げる各キャラクターたち。熱い、熱すぎる!
本作の醍醐味とも言える、独特のセリフ回しが冴えている。尋常じゃない描き込みも圧巻!

「なかなか次巻が出ないけれど、待つのも致し方ないか……」
と納得せざるを得ない説得力を持つ、超絶クオリティ。オススメ!




吉崎観音『ケロロ軍曹』(角川書店)#13
ケロロ軍曹 (13) (角川コミックス・エース (KCA21-22))
→まだまだ面白く読めるけれど、マンネリ展開のおかげで確実にパワーダウンしているよな
……と思いながら読んでいたら、ストⅡネタの回がスマッシュヒットォォオ! つうか、反則!
電車の中で吹き出しそうになった。危うく、怪しいヒトになるところだったぜ!




荒川弘『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)#14
鋼の錬金術師(14) (ガンガンコミックス)
→影の薄かった、あの偉いヒトが大活躍。今後の展開に含みを持たせる方法としては
まぁ、ありがちな手。だけど、主人格とか演技とか、色々と想像が膨らむので面白い。
あと、最後のシーンは何よ? メチャクチャ気になるんだけど!




岩永亮太郎『Pumpkin Scissors』(講談社)#5
Pumpkin Scissors(5) (KCデラックス)
→貴族と平民、地位と義務をテーマに進めてきた重厚な1エピソードが終結。
次のエピソードまでの幕間といったところか。
新キャラクターはあざといと思ったが、サブキャラクターを丁寧に掘り下げるのはGOOD。
だって自分、群像劇スキーだから!


最後に、これだけはハッキリと書いておきたい。
表紙がイマイチ! 売り上げに響かないか?



*1:現世に未練のある幽霊が随分あっさりと成仏