FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

綾辻行人はどこへ行く

佐々木倫子、綾辻行人『月館の殺人』(小学館)上、下
月館の殺人 上  IKKI COMICS  月館の殺人 (下)??
→下巻を読んだ。上巻読了後に抱いていた下巻への期待感は、見事に外されてしまった。
このマンガ、佐々木倫子のマンガ”と“綾辻行人のミステリ”のどちらに惹かれて読んだかによって、
感想がかなり変わってくると思われる。自分は後者。感想は“ダメダメ”。


でも、近年の綾辻行人の仕事ならこんなもんか……
と、妙に肯定的に納得できてしまう自分がいたりもする。何だか悲しいなぁ……。


上巻と下巻で刊行日に約1年の間隔があったのが痛かったのかもしれない。
読むなら、上下巻の一気読みをオススメする。


殺人事件のシーンでもギャグを入れてしまう佐々木倫子はさすがだ。
作品の雰囲気にあっているかどうかは別として、持ち味は発揮したのではないか。






ちなみに、一番のサプライズは下巻の価格。装丁凝りまくりだけど、1260円は高けぇよ!