宇宙マンガの裏目玉はこのパートだと思ふ
本日発売された『宇宙兄弟』の3巻は、閉鎖環境適応検査のお話。
●小山宙哉『宇宙兄弟』#3(講談社)
読了後、同僚の先輩とマンガトーク。「閉鎖環境適応検査って、宇宙マンガの定番パートになっているけれど、
どのマンガでもこのパートは面白いよなぁ〜」という話で盛り上がる。
つうワケで、以下、印象深い閉鎖環境適応検査のパートが出てきたマンガを列挙。*1
●柳沼 行『ふたつのスピカ』#1(メディアファクトリー)
→閉鎖空間でドミノ! ド・ミ・ノ!! 自分だったら発狂モノだな!!!(←不器用なので)
●山田芳裕『度胸星』#1(講談社)
→自分も女の子のいる方のモジュールに行きた〜い!(えー
●幸村 誠『プラネテス』#1(講談社)
→閉鎖環境適応検査のパートは2巻で出てくるが……あっさり終わる。
でも、オリジナル展開が進行するアニメ版(20話)は、まるまる1話が閉鎖環境適応検査のパート。
こっちは、ドミノじゃなくてフォン・ブラウン号のプラモデルを作ることになる。*2
(関連)
●DVD『プラネテス』#7(バンダイビジュアル)
ついでに、閉鎖環境適応検査が宇宙マンガの定番パートになっている理由を推察してみた。
・NASAやJAXAの閉鎖環境適応検査で実際にやっている。それを取材している
・宇宙飛行士になるための重要なステップ。描かないワケにはいかない
・主人公や仲間たちの宇宙飛行士適正や魅力を見せられる。
作者としては美味しいし、そりゃあ、力も入る
「じゃあ、現実はどうなのよ?」と思ったのでググってみたら……あるわあるわ。
以下のサイト以外にも興味深い記述がワンサカ見つかるので、宇宙野郎もしくは宇宙淑女は、ググってみるといいよ!
●JAXA有人閉鎖実験(高橋 賢のページ)
●宇宙の日の意外な発見 筑波宇宙センター特別公開レポート(目篭版D.P.Z.(別館))
日本では期間が1週間くらいなので、合宿気分でみんな仲良くなって出てきてしまうだけだとの事。
えー! それじゃあ、広義の合コンじゃん!! まずは……みんなが疑心暗鬼にならなきゃ!!!
そして、肩に触れるだけで乱闘とか、誰かが持ち込んだ銃のせいでパワーバランスが大崩壊とか、
刺すか刺されるかの険悪な雰囲気に……。
閉鎖環境適応検査は、やっぱりコレでしょ!(←オマエ、マンガの読み過ぎ!)