FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

『放送禁止』第4弾、オンエア

『放送禁止4』がテレビ放映された。深夜2:25〜3:25という視聴者泣かせの放映。
番組表で見逃していたら、『4』が放映されたことすら知らなかったかもしれない。
同じパターンで『3』を見逃しているし。もちろん、バッチリ録画したよ。


という訳で、以下に簡単な解説をば。
ネタバレがあるので、録画した人でまだ見ていない人は読まない方が吉!








・フジテレビの深夜帯でゲリラ的に放送される
・ある理由から放送禁止となったVTRを再編集して放送するドキュメンタリー
・シリーズ第4弾「戦慄の恐怖 隣人トラブルが引き起こした悲劇」
・宗教トラブルで隣人から嫌がらせを受ける一家(夫、妻、息子)を淡々と取材
・クレームをつけるために隣人の家に乗り込んだ夫が突然死(隣人の呪いか?)
・死者が出てしまったのでVTRは放送禁止に
・上記で終わると「隣人怖ェー!」という感想のままで終了だが……




・ラストで様々な伏線が消化され、いわゆる“どんでん返し”が起こる。スロー映像のオマケつき
・夫以外(妻・息子・隣人)は同じ宗教の信者で、夫は隣人と妻によって毒殺された(と視聴者は推測できる)
・最後に「あなたには真実が見えましたか」「この番組はフィクションです」のテロップ
・『放送終了』シリーズはドキュメンタリーの体裁を取ったミステリードラマ
・フェイクドキュメンタリー(代表作:ブレア・ウィッチ・プロジェクト、ノ○イなど)だったのだ!
・公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/b_hp/1012kinshi4/






→映像で「叙述ミステリ」をやってしまうという実験的作品。面白くないハズはない。
真実は明かされず、あくまでも視聴者が伏線から推測する形式を取っているため、
余韻が残るという演出も素晴らしい*1
惜しむらくは、フェイクドキュメンタリーであるという先入観があると
伏線をあっさり見破れてしまうところ*2。叙述ミステリと同じ。パンアップ/パンダウン、カット割りが露骨だよ!
ご丁寧に画面右上には「放送禁止4」のテロップが入っているしね。


それにしても、「つべこべ言わずに見ろ!(特にミステリーファン!)」と言う間もなく、
放送終了か……。再放送はしないだろうなぁ。




PS.キーワードが登録されているよ! スゲェー!



*1:まぁ、深夜番組だからこそ許されるとも言える。火サスでやったら非難囂々だよ!

*2:先入観がなくても分かりやすい伏線だけど