サボっていたらこうなった
コミックの感想をサボっていたら、既読本が25冊を超えてしまった。
いつものようにシカトしようと思ったけれど、ピンチこそチャンス!
チマチマ書いていく戦法に切り替えることにする。
あと、以前書いた感想の一部がこのBLOG内から消えていることに気づいた。
畜生、ブラックメンの仕業だな! しかし、自分の記憶までは消せないぞ!
それとも、書いたテキストが気に入らなくて結局UPしないこともあるので、そのせいだろうか?←それだ!
●大場つぐみ、小畑健『DEATH NOTE』(集英社)#11、12(完結)
→噂の「ジョバンニがやってくれました」をやっと読めた。噂通りでしょんぼり。
ルールの枠の中での知略の応酬が醍醐味だった作品にしては、お粗末だったかなぁ。
ただし、結末はこんなもんではなかろうか。
“案の定”ではあるけれども、きっちりと完結させた点は評価大。
●鬼頭莫宏『ぼくらの』(小学館)#5
→操縦者の命を奪う巨大ロボット・ジアースに乗り込んで戦わないと、敵の手で地球滅亡。
敵に負けても地球滅亡、勝てば一時的に地球滅亡を回避できるが、操縦者は死亡、敵も死亡。
そのような状況の中、否応無しに決断を迫られる操縦者を描く群像劇(一応、おさらい)。
この巻では、少年少女が戦ってきた“敵”の正体が明らかに。
敵ではあるが、悪ではなく。今後、ジアースの操縦者にはさらなる選択が迫られる。
そして、物語がさらに鬱に。悪趣味大王のこの作者、水を得た魚のように生き生きと描いているに違いない(笑)。
つうか、この流れ、どう考えてもエンディングは“世界の終末で愛を叫ぶ”か
“そして誰もいなくなった”にしかならないと思うけれどなぁ……。
ラストが気になる展開であるこのテンションを保ったまま、最後まで突っ走って欲しい。
●六田登『クマトラ』(日本文芸社)#1
→そんなマンガばかり読んで済まない。こちらの敵は、搭乗者の精神を破壊するトラックだ!
えー、スピルバーグ御大の『激突!』のような話かと思ったら、どうやらトラック自体がヤバイ模様。
親のカタキである伝説のトラックを追う主人公を描く、冒険モノとなっております。
掲載誌は週刊漫画ゴラク。想像通りに絵柄は濃いし、無駄なエロもある*1が、読んで損はない佳作。
ラストではトラックのヤバさが再びフューチャーされ、掴みは上々。次巻に期待だ!
あと、長州小力とかレイザーラモンHGの登場は余計だと思う。それは帯だけにしとけ!
●冬目景『ハツカネズミの時間』(講談社)#1、2
隔離された学園都市 作られた日常 操作された記憶、学園の名を借りた実験施設
自由への逃走 培養された天才児たちの反乱。
僕たちは学園から“自由”という出口に向かって走り始める。
迷路で走り続けるハツカネズミのように。(amazonより)
→済まないが、また似たようなマンガなんだ。こちらの敵は、記憶を操作して天才児たちを隔離する異常な学園だ!
物語とキャラクターの設定は魅力的。伏線も(おそらく)丁寧に張っている。
学園内パートと外界パートに分けて描いている点などは、かなりワクワクしてくるな!
しかし……。作者得意の“ゆるやかでまったりとした展開”が炸裂していることが問題。一向に話が進まねぇー!
そして、「これ、オチは西澤保彦『神のロジック・人間のマジック』じゃないだろうな?」という感想を残したのが1巻。
それから約1年後、ようやく2巻発売! しかも、物話は早くも急展開を迎え、
『神のロジック〜』のオチじゃないかという予想はあっさり裏切られた。いい流れだ! 陳腐な言葉だが、“次巻に期待”だ!
ちなみに、3巻の発売は早くても1年後かと思われる(えー
●筒井哲也『マンホール』(スクウェア・エニックス)#3(完結)
→済まないが(略。*2 こちらの敵は、殺人ウイルスとイカれた犯人だ!
書店で見たときに“完結”という文字に目を疑ったが、確かに完結していた。
伏線をあっさりと消化して、あっさり完結。そして、犯人もあっさりと逮捕……って、
ちょっとあっさりしすぎじゃないか? これだと、打ち切りマンガっぽいぞ!?
終わり方はB級ホラーの常套手段だけど……GOOD!(えー
やはり、シメはこうでなくっちゃ!
余談だけど、犯人の最期に違和感がある。普通、検査しないか?
識者の方、どうなんでしょうか!>特に医師の方