FURUGI@BLOG

横浜在住のmooran(むーらん)が書く日記のようなもの。

ミステリ

ぶっちゃけ、出ないと思っていた

●有栖川有栖『女王国の城 (創元クライム・クラブ)』(東京創元社) 時代が生んだ(と自分は思っている)超傑作『双頭の悪魔』(初版:1992年)から15年、*1 ついにシリーズ第4作が発売。そりゃあ、発売日に買うだろ! 読者への挑戦、確認。オラ、ワクワクし…

物足りねー!

●歌野晶午『ハッピーエンドにさよならを』(角川書店) →読了。以下、作品のオチには言及していないが、 ある意味ネタバレな感想を書いているので、注意されたし。 ジャンル名で語るなら、ミステリというよりホラーと言うべきであろう作品集。 本書の感想は…

売ってるじゃん!

先日ゲットできなかった、歌野晶午『ハッピーエンドにさよならを』(角川書店)を本日、同じ書店で発見。 8月31日から9月に延期したんじゃなかったのか? もしかして、先日は店頭に並べるのが遅れただけとか? あ、あの書店員……(#^ω^)ピキピキ そして運良く、…

さて、どれから読もうか

●近藤史恵『サクリファイス』(新潮社) 勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。 初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはず…

『島田荘司 very BEST10』読者投票

やぶにらみの鳩時計@はてなさんのところで、初めてこの企画が開催中であることを知る。 自分の島荘離れ、かなり進んでいるなぁ。昔はあんなに好きだったのに……。 ●講談社BOX & Amazon.co.jp共同企画 『島田荘司 very BEST10』読者投票中間発表(Amazon.co.…

夏休み1日目@インドア生活

●桜庭一樹『青年のための読書クラブ』(新潮社) →桜の園の100年間を読むには、231ページでは薄かったという印象。 内容が薄いのではなく、もっと読みたいという意味ね。 ちなみに、自分は第二章の“聖女マリアナ消失事件”が好み。 「よく考えると……おいおい…

愉しげなブツが溜まっていく

ステキ! でも、仕事のヤマを越えるまではお預けだけどな〜。 ●Xbox 360『The Elder ScrollsIV:オブリビオン』(スパイク) ●平山夢明『ミサイルマン―平山夢明短編集』(光文社)

自転車封印のおかげ? 読書が進む進む

なので、ストックしていた本が尽きた……。 本日、おかわりとばかりに大量購入。正直、買いすぎた! ●エドワ−ド・D.ホック『サム・ホーソーンの事件簿5』(東京創元社) →読了。全13編。シリーズ序盤に比べるとトリックの切れ味が 落ちてきているように思える…

3冊、がっつり読了

●石持浅海『人柱はミイラと出会う』(新潮社) →人柱、黒衣、お歯黒、参勤交代などの風習が残る 非日常の日本を描く、連作ミステリ。 特異な空間や設定を舞台にした事件を、理詰めでスキのないロジックで 淡々と解決する……それが、この作者の描く推理劇の特…

初版は1990年。そりゃあ、忘れるわ

●樋口有介『風少女 (創元推理文庫)』(東京創元社) →サクッと読了。一昨日の自分、「文春文庫版との違いを探す」と言ったけれど、 それ以前の問題で、肝心の内容を失念していた部分が多々あった。 そのため、とても新鮮な気持ちで読めたよ!(えー ちなみに…

ライフライン復活、本を買い漁るの巻

●三津田信三『首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)』(原書房) →前作『厭魅の如き憑くもの (ミステリー・リーグ)』を超えているとの評判を聞く。 おいおい、『厭魅』は(自分が選んだ)昨年の“ベストミステリ5”の1つだぜ! ならば、超傑作なのは間違い…

出オチかよ!

●お知らせ(coco's bloblog) 本好きにはたまらないWEBマンガ『今日の早川さん』が書籍化決定。 出版元が早川書房なのが笑った。やるな、早川書房。 ちなみに、バックナンバーはリンク先の上部にある“今日の早川さん一覧”で見られる。チェックすべし!

あの傑作の没ネタのお話

●MYSCON8昼の部レポート(lainの極私的独白inはてな) 4月21日に行われたミステリの祭典『MYSCON8』の昼の部に行われた作家インタビューのレポート。 インタビューイーは海堂尊、三津田信三、桜庭一樹の3氏。 第2部は実はもっとぶっ飛んだことになっていたそ…

マイナス方面の「うーん」

●道尾秀介『片眼の猿 One eyed monkeys』(新潮社) 警[Caution!]告 まず断言してしまいます。 どれだけ眉に唾を付けて読んでいただいても、著者の企みを 100パーセント見抜くのは不可能でしょう。 どうぞ、目一杯期待して読んで下さい。そして、驚いて下さ…

ゲットならず

●道尾秀介『片眼の猿 One eyed monkeys』(新潮社) まだ入荷していないとさ_| ̄|○ (参考) ●私信:課題本、読破したぞ!(笑)(過去のエントリ) ●ついでなので、今年度のベストミステリ5をば(過去のエントリ)

めっきり読まなくなった作家

●島田荘司『最後の一球』(原書房) →同僚から借りたのでサクッと読了。いかにも島田荘司らしい、ハートウォーミングな話。 しかし、自分が御手洗シリーズに求めているのは快刀乱麻を断つ推理だ。その点では、パンチ力が圧倒的に足らない。 しかも、ぶっちゃ…

そして、減った分は……

しっかり増えていくというオチ。本を売却して財布に入ったお金は 以下の本にクロノス・チェンジ*1 しましたとさ! ●森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店) ●桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』(東京創元社) そして、今後も以下のマンガなどに順逆自在の術…

蔵書、整理中〜

物置のスペースがヤバくなってきたので、膨大な量となっている蔵書を整理&売却中。 雑誌と小説(90%がミステリ)は残し、マンガを売っていく作戦であります。 ※「普通、小説を減らしてマンガを減らすでしょ。逆じゃない?」と言われたが、 うーん、確かに…

安楽椅子探偵シリーズへの挑戦

●DVD『綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状#1 安楽椅子探偵登場』 ●DVD『綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状#2 安楽椅子探偵、再び』 →関西方面でしかオンエアされない、視聴者参加型ミステリードラマのDVD。 ちなみに、リアルタイムで観たのは、全国放送され…

賞の性質

で、amazonで『葉桜の季節に君を想うということ』の感想を読んでいたのだけど……。理解していない人がいるな。 『このミステリーがすごい!』(このミス)や『本格ミステリ・ベスト10』(本ミス)はライト層向けの賞ではない。 このことに気づかないと、この…

評判を調べたいけれど、ネタバレが怖くて

●歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』(講談社)※講談社ノベルス →処女作から欠かさず読んでおり、今や自分が最も好きなミステリ作家となった歌野晶午の最新作をゲット。 2003年に『葉桜の季節に君を想うということ』で「このミス」や「本ミス」をW受賞…

普段読まない作家の本を読もう月間

本年の読書は、とりあえず『このミステリーがすごい!2007年版』 国内編ベスト10のコンプリートを目指してスタート。 なんと6冊が既読だったので、残り4冊を読めば終了〜。これは楽勝であります。 あとは、評判の良さげなモノも片っ端から。結局、手当たり次…

年末〜年始、あれこれ

・Xbox 360『ロストプラネット』、結局購入。ウンディープを撃破したところで小休止。 難しいところがステキだったりする。購入、大正解。 ・PSP『メタル ギア ソリッド ポータブル オプス』、面白すぎる。ナイス拉致ゲー(褒め言葉) ・仕事納めの日に朝ま…

起きたら夕方だった

先日の校了で今年の仕事はほぼ終了。今日と明日の連休で 「失われた1ヵ月を取り戻すZE!」と思っていたんだけど……爆睡。 しかたなく、インドアであれこれと満喫。まぁ、こんな日もいいかな。割と満足。 ・起き抜けにXbox 360『ブルードラゴン』を2時間ほどプ…

仕事が片づいたら読むよ!

●『野性時代』37号(角川書店) →久しぶりに文芸誌のコーナーを覗いたら、『野性時代』の表紙に目が釘付け。 “新境地短編”と来たか。25の新作短編が読めるということで、短編スキーな自分は速攻で購入。 そもそも新創刊3周年を記念した(らしい)この企画、…

ついでなので、今年度のベストミステリ5をば

まだ今年は終わっていないけれどな! 条件は“このミス”に倣って 2005年11月から2006年10月に発刊された、読んで面白かったミステリ。 条件に該当するミステリは30冊ほど。で、けっこう悩んだが……結果は以下になったYO! ●平山夢明『独白するユニバーサル横メ…

私信:課題本、読破したぞ!(笑)

積読本もあらかた片づいたので、ミステリ界隈で話題になっている道尾秀介の3作品に着手。 各所で「年末の賞レースで票割れ必至」と書かれているので、これは読まないワケにはいかないだろう、と。 つうか、もう“このミス”“本ミス”の季節かよ。1年が過ぎるの…

麻雀×ミステリ→かなりイケる

●中山昌亮、我孫子武丸『迷彩都市』(竹書房)#1 都内で頻発する連続殺人。その傍らには謎の牌が。牌を並べ、 何らかのメッセージを読み取ろうとする捜査本部だが、謎は深まるばかり…。 この牌の意味は!?そして犯人の目的は!!殺人現場に置かれたひとつ…

待望の積読本消化週間へ

色々なモノが片づきつつあるので、徐々に遊びモードに移行中〜。 久しぶりに自宅で寝ることができたので、本日は早朝に起床できた。 そこで、某所で見た“複数の新刊を同時に読み進める”という 欲張りかつクレイジーな読書のスタイルにチャレンジしてみた。何…

作業の息抜き

●オノ・ナツメ『さらい屋五葉』#1(小学館) 腕は立つが人付き合いの下手さが災いして浪人の身となった主人公政之助は、 ゆきがかりで拐かしを生業とする賊「五葉」に手を貸してしまう。 クセのある一味に戸惑いつつ惹かれてゆく政之助だが……(amazonより)…